看護師が転職するメリットとデメリット【転職を考える前に知っておくべきこと】
違う病院に行ってみたいけど不安だな。
転職することは良いことなのかな。このまま働き続けたほうが良いかな。
そんな悩みを解決していきます。
転職は、新しい職場でのチャレンジやスキルアップのために必要なことです。特に、看護師の場合は、転職によって給与アップやキャリアアップのチャンスがある反面、デメリットもあることを知っておく必要があります。
この記事では、看護師が転職するメリットとデメリットについて解説し、転職を考える前に知っておくべきことについてもご紹介します。転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
はじめに
医療業界は、常に人手不足であるため、看護師の需要は増え続けています。このため、多くの看護師が転職を検討しています。看護師の転職にはメリットもあれば、デメリットもあります。今回は、看護師の転職に焦点を当てメリットとデメリットについてお伝えし、転職前に考えるべきことについてもご紹介します。
看護師の転職メリット
給与アップ
最も一般的な理由の一つとして、給与アップがあります。経験の浅い看護師でも、転職することで給与が上がることがあります。また、勤続年数による昇給がない職場であれば、年収アップのために転職を検討することをおすすめします。
スキルアップの機会が増える
転職することで、新しい医療機関や施設で働くことができます。新しい職場では、患者さんの病状や治療法が異なるケースがあり、それに対応するために新しい技術や知識が必要な場合があります。そのため、スキルアップするための機会が増えます。
キャリアアップのチャンス
看護師のキャリアアップのチャンスは、転職することで得られることが多いです。新しい職場でのポジションが上がることで、自身のキャリアアップにつながることがあります。
働きやすい職場環境に移れる
転職先での職場環境は、前職とは異なることが多いです。転職することで、働きやすい職場環境に移ることができる場合があります。例えば、残業が少なく、休日出勤がほとんどない職場であったり、職場内の人間関係が良好なところであったりと、働きやすい職場を選択することができます。
新しい経験ができる
転職することで、新しい経験を積むことができます。新しい職場での勤務には、新しい施設や専門的な医療機器があることがほとんどであり、それに挑戦することで、成長する機会が与えられます。
以上が、看護師が転職することで得られるメリットになります。
転職デメリット
看護師にとっての転職デメリットについても考えてみましょう。新しい職場でのメリットがある一方、デメリットも存在します。以下では、その代表的なものをいくつか取り上げます。
給与減少の可能性
新しい職場で同じように働いても、現在の職場よりも給与が下がってしまうことがあります。転職を考える際には、自分のライフプランや将来のキャリアプランをきちんと見据えて判断することが大切です。
職場環境の悪化
今の職場での人間関係や業務スタイルに慣れ親しんでいると、新しい職場での環境に順応するのが難しいこともあります。また、新しい職場で上司や同僚との相性が悪い場合、ストレスがたまることもあるでしょう。
また、新しい職場で様々なストレスを感じることがあるかもしれません。業務内容の違いや、新しい職場の文化やルールに対応することが難しい場合もあるでしょう。しかし、新しい職場でそのストレスを乗り越えた先には、成長やスキルアップの機会が待っている可能性もあります。
さらに、スキルや経験不足による適正職務の不安も考えられます。新しい職場で期待される業務内容が、自分のスキルや経験と合わない場合もあります。そのため、自分自身の能力を正しく評価して、適切かつ無理のない職場選びをすることが大切です。
転職の際にかかる時間や、面接や交通費などのコストも負担となります。転職エージェントを利用することで、手間や時間を省ける場合もありますが、転職に伴う費用や時間の見積もりをしっかりと行っておくことが大切です。
以上が、看護師の転職デメリットについての考え方です。転職には、多くのメリット・デメリットがつきものです。自分自身のライフスタイルやキャリアプランを考慮し、慎重に判断することが重要です。
転職前に考えるべきこと
転職を考える前に、自分自身をよく知り、考えを整理しましょう。自己分析を行うことは、自分自身の強みや弱みを理解するために非常に重要です。自分の能力や興味を把握したうえで、希望する職種や職場環境を考えましょう。
また、転職エージェントを利用することで、希望する条件に合った求人情報を提供してくれる場合があります。転職エージェントは、転職市場をよく知っており、求人情報に精通しているため、自分一人では見つけにくい求人情報を見つけることができます。
さらに、面接で聞かれる可能性がある質問に備えておくことも忘れないでください。職務経歴書の作成や自己PRの準備をするだけでなく、職務経験やスキルアップについての自己分析も行っておくことが大切です。また、現職場での対処法も考えておくことをお勧めします。転職活動中に現職場の人間関係が悪化すると、精神的な負担が大きくなるだけでなく、面接での印象にも悪影響を与えることがあるからです。
以上が転職前に考えるべきことについての簡単な説明でした。自分自身をよく知り、希望する職種や職場環境を明確にし、転職エージェントを利用することで、より良い転職先を見つけることができます。また、面接での質問に備えた自己分析や現職場の対処法を考えておくことも重要です。
まとめ
転職をする際には、メリットやデメリットをしっかりと把握することが重要です。自己分析を行い、希望する職種や職場環境を明確にすることで、より適切な転職先を見つけることができます。また、転職エージェントの利用や現職場での対処法の考慮も必要です。転職は、新しい経験やキャリアアップのチャンスを追求するために行われることが多いですが、不安や負担も伴うことがありますので、慎重に考えることが大切です。
また、転職を検討する場合には、転職先の企業や業界の将来性や安定性を確認することも重要です。また、自身のスキルや経験と転職先の要件をマッチさせることで、求められる能力を持った候補者としてアピールすることができます。さらに、転職を成功させるためには、周囲のサポートや助言を受けることも大切です。友人や家族、専門の転職コンサルタントとの意見交換やアドバイスを活用しましょう。
もし現職場での問題や課題が転職の一因になっている場合は、まずは対処法や改善策を検討することも必要です。コミュニケーションの改善やトレーニングの受講など、自己成長のための努力も転職の前に行っておくべきです。
さらに、転職を考える際には、将来のキャリアパスや目標を明確にすることも重要です。転職が一時的な転機ではなく、自身の成長と発展のための一歩となるよう計画を立てましょう。自分自身の強みや長所を活かすことができる職場や仕事を選ぶことで、より充実感を持って新たなキャリアに取り組むことができます。
最後に、転職は短期的な変化ではなく、将来の幸福と成功に向けた重要な選択です。慎重な考えと準備を行い、自分自身の人生において最良の決断を下しましょう。転職をすることで、新たな可能性や成長の機会が広がることを期待し、自信を持って進んでいきましょう。
1~3年目の看護師の悩みとその解決策
看護師の仕事って疲れるな。
何年たっても悩みが尽きないな。
これからどんなことをしたら良いんだろう。
こんな悩みを持つ看護師にお答えします。
新人看護師として働くことは、多くの楽しい瞬間と共に、悩みや困難も経験することでしょう。1~3年目の看護師は特に、仕事に慣れるための時間が必要であり、様々な課題に直面することがあります。しかし、心配しないでください!ここでは、1~3年目の看護師が直面する悩みとその解決策について考えてみましょう。
1年目の看護師の悩みと解決策
人間関係の難しさを乗り越えよう!
新しい職場に馴染むことは、どんな職場でも誰にとっても容易ではありません。特に、看護師のようなチームで働く場合は、人間関係の構築が重要です。皆さんはいろんなタイプの人と出会い、意思疎通を図らなければいけません。しかし、こんなに多くの個性を抱えた人々と効果的にコミュニケーションをとるのは簡単ではありませんよね?でも、諦めずに対話を続けてみましょう!休憩時間にお茶を飲みながら話すことで、他の人とのつながりを深めることができます。また、皆が集まる社内イベントに参加して、他のチームメンバーを知るきっかけを作ることも大切です。
ストレス対処法を見つけよう!
看護師として働くことは、常にストレスの多い環境です。忙しいスケジュール、難しい患者さん、急な変更に対応する必要があります。しかし、心配しないでください!ストレスを軽減する方法はいくつかあります。一日の終わりにリラックスする時間を作ることはとても重要です。お風呂に長時間つかったり、好きな本を読んだり、友人と話し合ったりする時間を作ってみましょう。また、運動はストレス解消にも役立ちます。ウォーキングやヨガなど、自分に合った運動を見つけてみてください。
スキルアップのための方法を探しましょう!
看護師として成長し続けるためには、常に新しいスキルを習得していく必要があります。病院やクリニックは、常に最新の治療法や技術が導入されています。ですので、学びたいことに対してはオープンになることが重要です。同僚や上司に質問することをためらわず、自分の知識を広げるためのセミナーや研修に参加しましょう。また、他の医療従事者とコラボレーションする機会がある場合は、それを利用してチームワークを高めることも大切です。
仕事とプライベートのバランスを取る方法!
看護師の仕事はとても忙しいですが、自分自身の時間を大切にすることも忘れないでください。仕事が終わったら、しっかり休息をとることが必要です。お気に入りの趣味に時間を費やしたり、家族や友人と過ごしたりすることで、リフレッシュすることができます。また、シフト勤務の場合は、自分のスケジュールを計画することも重要です。日中に短い睡眠を取るなど、工夫して体調を整えましょう。
勉強のやり方を見直してみましょう!
看護師として働く中で、いつも学び続けることは欠かせません。しかし、効果的な学習方法を見つけることも重要です。新しい知識を習得するためには、自分自身の学習スタイルに合わせた方法を見つけることが必要です。一人で勉強するのが得意な場合は、参考書やオンラインスクールを利用するのが良いでしょう。また、グループでの学習が好きな場合は、スタディグループを作って情報を共有することも有効です。
1年目の看護師として、様々な悩みに直面することは避けられません。ですが、人間関係の構築やストレス対処法の見つけ方、スキルアップの方法、仕事とプライベートのバランス、そして効果的な勉強方法を取り入れることで、問題を解決し、成長していくことができます。自分自身を信じて、ポジティブに取り組んでいきましょう!
2年目の看護師の悩みと解決策
自信を持ってスキルを発揮しましょう!
看護師として2年目になると、前よりも多くの経験を積んできます。患者さんに対してのケアや治療計画の立案にも慣れてきたでしょう。しかし、自信を持って自分のスキルを発揮することは簡単ではありませんよね。やはり、人の命に関わる仕事ですから、自分に自信を持つことは非常に重要です。
そこで、スキルを自信を持って発揮するためのポイントをいくつかご紹介しましょう。まずは、自己啓発を大切にしましょう。新しい情報や最新の研究結果を追いかけることで、看護師としての知識や技術をアップデートすることができます。また、メンター制度を活用して上司や先輩のアドバイスを聞くことも有効です。自分の弱点や改善点を明確にし、それに向けて努力することが自信に繋がるのです。
コミュニケーション力を高める方法!
看護師にとってコミュニケーションは非常に大切な要素です。患者さんやその家族との円滑なコミュニケーションが取れないと、的確なケアを行うことは難しいでしょう。しかし、コミュニケーション力は一朝一夕で身につくものではありません。
コミュニケーション力を高めるためには、まずは聴く力を養うことが大切です。患者さんやその家族の話をじっくりと聞き、その言葉の裏にある意味や感情に気づくことが重要です。また、自分の意見をはっきりと伝えることも必要です。看護師としての専門知識や経験をもとに、患者さんやその家族に対して適切なアドバイスや情報を提供しましょう。ただし、専門用語や専門的な説明は避け、わかりやすい言葉で伝えることがポイントです。
3年目の看護師の悩みと解決策
医療チームとの協力関係を築こう!
これまで、あなたは協力的で素晴らしいチームワークを発揮してきましたよね?でも3年目になると、いくつかのチャレンジが待ち受けています。まずは、医療チームとの信頼関係を築くことが大切です。一緒に働く医師や他の看護師たちのことをよく知って、コミュニケーションを取りましょう。意見を交換し、相互理解を深めることで、チームの一員としての存在感が増します!
リーダーシップスキルを磨いてみましょう!
頼れる存在になるために、3年目はリーダーシップスキルを磨くべきです。まずは自己啓発を心がけましょう!病院が提供する研修や勉強会に参加し、知識を広げましょう。また、他の看護師たちの指導やサポートを積極的に受けることも大切です。自信を持って患者さんや他のスタッフと協力しながら、リーダーとしての一歩を踏み出しましょう!
プレッシャーに打ち勝つための方法!
3年目の看護師にとって、プレッシャーは避けて通れない存在です。しかし、そのプレッシャーを取り扱う方法があるんです。まずは、自分の限界を知ることが重要です。無理をせず、できる範囲で患者さんに寄り添いましょう。また、ストレス発散の方法を見つけることもおすすめです。ヨガや読書、趣味に没頭するなど、自分をリセットする時間を作りましょう!
キャリアの次のステップを考えてみましょう!
3年目になると、次のステップを考える人も多いですよね?キャリアプランを考えるときは、自分の興味や将来のビジョンにフォーカスしましょう。専門性を深めることも選択肢の一つです。個々の看護師に合った道を見つけて、転職やキャリアアップを考えてみてください!
自己ケアを忘れずに取り入れましょう!
看護師として働く3年目は、自己ケアを怠りがちな時期かもしれません。しかし、自分の心と体のケアを忘れずに、より健康的な生活を送りましょう!適度な運動やバランスの取れた食事を心掛けることはもちろんのこと、マインドフルネスやリラクゼーションのテクニックを取り入れることもおすすめです。自分自身のことを大切にすることで、より良い看護師になることができるのです!
3年目になると、まるで看護師人生の夕陽が近づいているように感じるかもしれません。でも大丈夫!新たな挑戦と解決策が待っていることを肝に銘じてください。自分の成長に向けて、一歩ずつ進んでいきましょう!
おわりに
看護師としての最初の数年は、さまざまな悩みに直面することがよくあります。しかし、心配しないでください!これらの悩みに対処する方法があります。まず、1年目の看護師としては、人間関係の難しさやストレスに対処することが重要です。同僚とのコミュニケーションを大切にし、ストレス発散法を見つけることがポイントです。また、スキルアップのために学びの機会を探したり、仕事とプライベートのバランスを取る方法を見つけることも大切です。勉強のやり方を見直し、効率的に学習することもおすすめです。
2年目の看護師となると、自信を持って自分のスキルを発揮することが求められます。コミュニケーション能力を高め、ストレスを軽減する方法を見つけましょう。また、キャリアプランを考えることも重要です。仲間との協力を活かして成長し、次のステップに進むための準備をしましょう。
3年目の看護師になると、医療チームとの協力関係を築くことやリーダーシップスキルを磨くことが重要です。プレッシャーに打ち勝つためのメカニズムを見つけ、自己ケアを怠らないことも大切です。さらに、キャリアの次のステップを考える準備をしておくこともおすすめです。
最後に、看護師としての最初の数年は困難なこともありますが、それぞれの悩みに解決策があります。自己成長に取り組む姿勢を持ち、適切なサポートを受けながら、信じられないほど充実し、やりがいのあるキャリアを築いていきましょう!
新人看護師が必見!勉強するべき理由と必要な勉強内容5つ
看護師になって半年たったけど、業務をこなすので大変。
勉強なんてやる時間もないし、やったところで何とかやれているから大丈夫かな。
そんなことを持っている新人看護師さんに勉強をする必要性を教えます。
こんにちは、ヒカルです。私は十数年看護師として働き、認定看護師など資格を取得して日々頑張っています。今回は、日々悩んでいる新人看護師さんに勉強の必要性を教えるべく、記事作成しました。時間があるときにさらっと読んでいただければと思います。
新人看護師として働くことは、とても大変なことですが、同時に多くの責任が伴います。あなたが患者さんの健康に関して、直接的な責任を負うことになるからです。
看護師として勤務することは、多数のメリットがありますが、同時に課題が多すぎると感じることがあるかもしれません。 初めて看護師として働く場合は、新しい環境で生き生きと働くために多くのことを学ばなければなりません。
では、看護師とはどのような存在なのでしょうか?どのような責任を負っているのでしょうか?そして、なぜ看護師として勉強する必要があるのでしょうか?これらの質問について、この記事では詳しく紹介していきます。
はじめに
はじめに
新人看護師として働き始めると、たくさんのことが待ち受けています。その中でも勉強は大切なものの一つです。しかし、何を勉強すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、新人看護師が勉強するべき理由と勉強内容をご紹介します。
看護師とは
まずは看護師とはどのような職業なのかを理解しましょう。看護師の役割には、患者さんの健康管理、医療行為の補助や実施、入院患者さんの生活援助などがあります。また、彼らは患者さんの健康維持に大きく貢献する役割を担っています。
看護師の必要性は高く、医療現場における不可欠な存在です。あなたの働きが、患者さんの生命に関わることもあります。そういった責任重大な業務に従事する場合、必要な資格を取得する必要があります。
新人看護師が勉強するべき理由
新人看護師が勉強するべき理由はたくさんありますが、まずは患者への貢献が挙げられます。看護師は、患者さんの状態を正確に把握し、処置の適切性を判断する必要があります。きめ細かいケアを提供するためには、豊富な専門知識や技術が求められます。
また、キャリアアップのためにも勉強は必須です。看護師は長いキャリアを歩むことができますが、より高度な業務を担う場合は、それに見合ったスキルを持っていなければなりません。さらに、専門的な知識を身に付けることで、看護師としてのプロフェッショナル性も向上させることができます。
勉強内容5つ
新人看護師が勉強するべき内容は、以下の5つに大別されます。これらの全てを習得することで、確かな看護スキルを身につけ、自信を持って患者様に接することができるでしょう。
基礎知識の習得
看護師に必要な基礎知識とは、人体の構造や病気の原因・症状・診断法について理解することです。自分が担当する患者さんが抱える病気や症状について、自信を持って説明できるようになることが大切です。また、疾患の治療方法や予防法などに通じていることも求められます。
看護技術の習得
看護師に必要な技術には、注射や点滴、輸血、バルーンカテーテル法などがあります。これらの技術は、正確かつ安全に実施することが求められます。特に、薬剤の調整や投与においては、細心の注意を払う必要があります。
薬剤の知識
看護師に必要な薬剤の知識には、適正使用や副作用、相互作用などが挙げられます。スムーズな処置を行うためには、症状に対する適切な薬剤を処方したり、投与方法による副作用や相互作用の危険性を把握する必要があります。
医療関係法規の理解
看護行為には、様々な法律や規制が存在します。看護業務においては、これらの関係法規を理解し、正確な情報伝達や書類作成を行うことが望まれます。特に、医療過誤の防止や医療事故の対応については、法律によって規定された手順を遵守することが重要です。
コミュニケーション力の習得
看護師には、患者さんやその家族と密接に接する機会が多いため、コミュニケーション能力が求められます。丁寧な言葉遣いや表情、態度などを通じて、患者さんやご家族が安心できるようなコミュニケーションを取ることが大切です。
以上が、新人看護師が勉強するべき5つの内容です。これらをマスターすることで、自信を持って看護業務を遂行することができます。達成感を味わいながら、一歩ずつスキルアップを目指していきましょう。
おわりに
新人看護師が勉強すべき理由について、そして勉強するべき内容についてご紹介しました。看護師としての役割や必要性、キャリアアップのための必要性など、自身の成長のために勉強する必要性があることをお分かりいただけたかと思います。勉強内容としては基礎知識、看護技術、薬剤や法規、コミュニケーション力など幅広く学ぶ必要があります。勉強する際には時間管理や自己管理、パートナーとの学習、問題解決力の養成などが必要不可欠です。また、上司や先輩看護師、研修プログラム、教育制度などがあなたのサポート体制となります。新人看護師の皆さんが、より良い看護を提供するためにも、日々の勉強を怠らず、成長を続けていっていただきたいと思います。
【新人ナース】勉強するために買っておきたいおすすめの参考書7選
こんにちは、ヒカルです。
仕事に少し慣れてきたけど、まだまだ勉強が足りない。
先輩や先生が何か話しているけど、何のことを言っているか分からない。
こんなことを思っている新人看護師さんにおすすめの参考書を紹介していきたいと思います。
私は、集中治療や救急治療で長年働いている、現役ナースです。そんな私が、集中や救急だけでなく、一般病棟の新人さんでも使える参考書を教えます。
- 1.レジデントのためのこれだけ心電図
- 2.レジデントのためのこれだけ輸液
- 3.病気がみえる
- 4.ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術
- 5.ねじ子のヒミツ手技
- 6.看護のトリセツ
- 7.ICU3年目ナースのノート
- おわり
1.レジデントのためのこれだけ心電図
特に循環器系にいる看護師さんにおすすめできる参考書です。
心電図って、難しいイメージがあるため、心電図モニターをあまり使わない病棟では関わりたくない!という看護師さんも多いはず。
この本は、P波やQRS波ってそもそも何なの?というところから教えてくれる、初心者におすすめの本になります。
なんといっても、文字数があまり多くなく、イラストが豊富であるため、目で見てもすんなり入ってくるので読みやすい!
そして、心電図の形が分かるだけでなく、その波形に対しての治療も学べるので、臨床で活躍すること間違いなしです。
2.レジデントのためのこれだけ輸液
普段点滴をやらない病棟は、ほぼないのではないでしょうか?
こちらの本は、普段から使用しているメインの点滴、例えば生理食塩水や細胞外液があると思いますが、この患者さんにはこの点滴で、こっちの患者さんはこの点滴使うのか。と疑問に思ったあなたにぜひ読んでもらいたい本になります。
点滴って、みんな適当にやっているわけではないんですね。医師は、患者さんの状態をみて投与する内容や量を決めています。
基本的な事すぎて、当たり前にやっていると思いますが、結構大切な事なんですよ(^^♪
この本でも、疾患に照らし合わせた輸液の選択が、なぜ行われているか分かり易く載っているので、新人看護師さんでもなるほどと感じる本になっています。
3.病気がみえる
たぶん、多くの人が持っているだろう本です。
病棟にも置いてあることが多いのではないでしょうか?病棟ごとに、よく見る疾患があると思いますが、こちらの本は病態ごとにシリーズ化されているので、自分の病棟にあった本を1冊買えば問題なしです!
見やすいイラストで、疾患や症状のイメージがしやすく、アセスメントにも使えるものになるでしょう。
4.ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術
看護技術の本も紹介していきます。ズル看の愛称で人気のこちらの本は、よく先輩から質問される看護技術や教えてくれるポイントが抑えられている本になります。
こちらの本もとても読みやすく、家に帰ってから気軽に見れる内容になっています。
5.ねじ子のヒミツ手技
こちらの本も看護技術に関するものが網羅されています。手技に必要な手順や準備物品、コツが載っていて、イメージして実践に取り組むことができます。
医師の行う技術も載っているので、介助に入るときにやくに立ちます。CV挿入や胸腔穿刺など、医師が行うことに関して何も分からず介助に入ると、物品を出したり、次に何をやるのか戸惑って怒られてしまうかもしれません。
そんなお困りごとも、こちらの本でしっかり確認すればスムーズが介助もできるようになるでしょう!
6.看護のトリセツ
全病棟で使える知識が載っています。薬剤や検査など幅広い知識が載っているので、看護師として必要な知識を簡単に調べたい、勉強がしたい人におすすめする本です。
今では、病院で課題など出されない時代となっているので、家に帰ってからやることがたくさんある人は少ないと思いますが、それでも明日の勤務で関わるだろう検査や患者さんの疾患に対して、少し調べていかないといけない時もあると思います。
そんな時は、こちらの本でチェックしていけば大丈夫です!
7.ICU3年目ナースのノート
たぶん、私が知っている限り集中治療にいて知らない人はいない本ではないでしょうか。特に異動になった看護師さんはこちらの本を取ることがほとんどだと思います。
新人さんにも分かり易い、カラーの図で載っており、ICUでよく使われる機器などのこも網羅されています。
ICUって難しいイメージがあると思いますが、何をやっているの、何を見ているのか、何を考えているのかをこちらの本で教えてくれます。
もちろん、一般病棟でも動脈ラインなど入る時があるので、一般病棟看護師さんでも勉強したい方はぜひ手に取ってみてください!
おわり
すでに持っているよ!という人もいるかと思いますが、まだ何を買うか迷っている人は、参考にしてみてはいかがでしょうか?
私も、新人の頃は本なんて全然買っていませんでした。今となっては、本を見ることによって理解できることが多く、あの時自分の知識のために投資をしておけば良かったと後悔しています。
医療関係はやはり勉強することがとても大事で、若いころからコツコツとやっていくことが良いと思いますよ(^^
では、また会いましょう(^^)/
【看護師】管理職に必要なことは患者も看護師も観察すること【マネジメント】
こんにちは、最近、看護師をやっているようでやっていないヒカルです。
年齢を重ねるにつれ、管理職になる看護師も多くなると思いますが、まさしく私は今その最中です。
実際に、管理職と言っても現場よりになるので、普通に患者さんを受け持ちますし、病棟のリーダー業務も行います。
看護師の中間管理職って何したら良いの?
上司はいったい何を求めてるんだろう
後輩に何かしたほうがいいのかな?
これから管理職になりたい、なった看護師さんに向けて書いていきたいと思います。
結論から言うと、マネジメント能力を鍛えることです。
私は、10年以上看護師として働き、現在も現役で看護師をしています。
そして、中間管理職として働いています。
集中治療や救急治療に携わっており、多くのスタッフがいます。
看護師には、病棟師長や主任と言った管理職がありますが、私は主任という立場でスタッフの教育や病棟運営に力を入れています。
中間管理職って何
中間管理職(ちゅうかんかんりしょく)とは、管理職の中でも、自身より更に上位の管理職の指揮下に配属されている管理職の事を言う。
代表的な管理職として、部長、課長、係長が挙げられるが、この場合で中間管理職に該当するのは課長と係長となる。引用: 中間管理職 - Wikipedia
となっています。
病棟でいうと、一般スタッフよりは上だけど、まだ自分より上がいる立場ですね。
求められること
看護師の中間管理職では、特にスタッフの教育や病棟運営に関連したものが求められます。
スタッフ教育とは、知識や技術などの向上や委員会などでやるべきことをやっているかなどがあがります。
実際に、知識や技術に長けていない人でも、中間管理職になることはあります。
これは、知識や技術を教えるのは、それに関してのスペシャリストがいるので、絶対的に必要ではないからです。
逆に言うと、そのスタッフのレベル上げに必要なものは今何なのかを知ることが出来るかどうかが問題だと思います。
病棟を運営していく上で、このままで良いのか?こんな疑問を持たないといけません。
スペシャリストは、依頼されたら勉強会などを行うことはできますが、何が足りないかなどは依頼されないと分かりません。
そこで、中間管理職の出番です。
病棟に足りないものや今勉強してほしいことなど、これらを見極めて、スタッフと相談したりスペシャリストに相談する橋渡しが必要になります。
上司から求められること
中間管理職になると、これまでのように指示待ちではいけません。
上司から、「あれやって」「これやって」からでは遅いのです。
自ら、仕事を見つけ、上司の手助けになるようなことを見つけていかなければなりません。
もちろん、上司から言われる仕事もありますので、それをこなすことは必須です。
上司からしてみれば、何も言わないでも動いてくれる部下がいてくれると助かります。
これは、自分の後輩が色々仕事を手伝ってくれることと一緒ですよね。
できる後輩は、周りを見て行動します。やることがない時にこそ動いてくれます。
中間管理職も同じです。自分で周りをみて、仕事をこなしていくのです。
報告は大切
先ほどでは、自分で仕事を見つけて動くと言いましたが、上司がそれを求めているかは別です。
自分が良かれと思って動いていたとしても、上司からしたらそれをやって欲しいわけではないこともあります。
むしろ、「これやっときました」と言ったそばから、「やらなくてよかったのに」「なんで勝手なことしてるの」と怒られている先輩をこれまでに何回も見たこともあります。
自分が必要そうであれば、上司に一言報告してからやるのことが大切です。
自ら仕事をすることと、上司にお伺いをたてると言うのはなかなか難しく思いますが、これが出来るようになると、中間管理職をやっている実感が出てきます。
後輩に伝えたいこと
管理職になっても、なんでもできるようになる訳ではありません。
分からないこともあるし、病院の決まりもすべてを知っているわけではありません。
なので、疑問に思うことやこうしていきたいと思っていても、すぐに解決できるかは分かりません。
ただし、何も解決しない訳ではありません。時間がかかるのです。
それを、しっかりと伝えないと後輩は、何もしてくれないと思ってしまいますね。
なので、後輩にはしっかりとした説明やかかる時間を伝えることが大切です。
おわりに
管理職ってホント大変です。
これまで、現場で働いていると「上司は何をやっているのか、何もしてくれない」と思うことが多々ありました。
しかし、実際にその立場になってみると、現場で求める改善点はすぐに変えられるものではないですし、改善させるためにも安全委員や感染委員に確認をしなければならないことも多いです。
看護師は、患者をみる仕事ですが、患者を安全にみるためにも、現場の状況を把握し、病院経営にも携わっていかなければならないので、患者だけではなく、看護師をも観察して、しっかりとマネジメントしていくことが大切だと思います。
では、また会いましょう(^^)/
【コロナワクチン】コミナティ接種したので実際の痛みや副反応を教えます
こんにちは、ヒカルです。
コロナのワクチンって痛いのかな
副反応はどうなの?
やっぱりワクチンってやったほうがいいのかな
こんな、疑問にお答えします。
私は、看護師ですのですでに新型コロナワクチンの予防接種をしております。
医療従事者は、優先的にってこともありますが、私の中では実験体か。とも思っています。
もちろん、打つか打たないかをちゃんと聞かれていますので、最終的には自分の判断ですが、周りの人がみんな打っていたら、そりゃ半強制的みたいなものですよね。
痛みはどうか
まず、注射に関しては筋肉注射であり、肩にある筋肉に打ちますが、痛みはほぼありませんでした。
しかし、徐々に腕が重くなってきて、夜寝ることには接種した腕を下にして寝ることが出来ないほどの痛みはありました。
翌日には少し落ち着いていましたが、違和感は少しありましたね。
でも、2日目の夜は何も感じずに過ごすことはできましたよ。
副反応はどうなのか
コロナワクチンの接種は2回行います。
そして、2回目の接種のほうが色々と症状が出ることが多いのです。
これは、実験段階でも言われていることです。
私自身は、特に何もなく経過できたのですが、中には38度を超える発熱やインフルエンザのような症状(だるさ、節々の痛みなど)が出る人も多くいます。
思っているより、症状が出る人は多かった印象です。特に、若い人よりは30歳を超えている人のほうが症状は出ている印象でした。
接種した翌日は症状のため休む人もいましたし、中には、1泊入院なんてこともありました。
コロナワクチンは打ったほうがいいのか
このワクチンは、皆さんがよく知っている生ワクチンや不活化ワクチンとは違い、mRNAワクチンつまり遺伝子組み換えワクチンです。
なんだそれ?と思う人もいるかもしれませんが、
生ワクチンとは、感染する力を持っていう病原体を弱らせて、それを体内に接種します。
不活化ワクチンとは、感染する力をなくした病原体を摂取する方法ことです。
この段階で病原体を体に入れるって大丈夫かよ。って思っちゃいますよね。ワクチンってすごい。
そして、mRNAワクチンは、コロナの遺伝子を取り出して接種するみたいな感じですね。
なんか、技術がすごすぎて、何をしているのか分かりません( ゚Д゚)
実際に、こんなに薬が承認されるまで早いとなると、何があってもおかしくありません。
そして、しっかりと実験しているとは言え、まだまだ新しい薬です。まだ未知なる世界です。どうなるかは誰にも予想できないと思っています。
もちろん、急性肺炎のような症状を発症させるリスクを減らすことはあるかもしれませんが、それは、これから高齢者など、症状を発症しやすい人たちに接種してからどうなるかだと思います。
なので、まだ打っていない人は、全体的に予防接種が始まって、ワクチンで問題ないなって思ったら自分で判断して行うで良いかもしれません。
ただ、世界的にコロナが流行りでしている中で、ワクチンを打たないと何も始まらない雰囲気は正直ありますよね。
まとめ
ワクチン接種した腕は1日目の夜は痛かった
2回目の接種では、症状が出る人はまぁまぁいる
打つかどうかは、もう少し様子を見てからでもいいかもしれない
ワクチンを打てばマスクしなくて良いのか。飲み会はやっていいのかというところにはつながらないと思います。
あくまで、予防接種なので、もしかしたらかかる可能性はあります。
インフルエンザもワクチン打ったのにかかったって人聞きますよね。それと同じです。
予防を徹底すればコロナにかかることはないです。
しかし、どこでかかるかが分からない状況で、ずっと引きこもりはストレスフルになるので、3蜜を避けて自分自身を守りながらストレス発散していきましょう!みんな出かけたいですよね(^^♪
以上、看護師の立場関係なしの私個人の意見でした。
では、また会いましょう(^^)/
それって花粉皮膚炎?看護師が教える4つの予防策
こんにちは、ヒカルです。
最近肌荒れがひどくなってきた。
子供の肌荒れも気になる。
もしかしたら、それって花粉皮膚炎かもしれません。
花粉皮膚炎とは 今の季節、あたたかくなり、花粉が飛び交ってくる季節です。花粉症の人にとっては嫌な季節ですね。
私は、これまで花粉症とは無縁に過ごしてきましたが、30歳を過ぎたころから目が痒かったり、鼻水が出たりと少しずつ症状が出てきました。
花粉症は、大人になってからでもなるのです。
そして、最近では、肌荒れも。
花粉皮膚炎とは
アレルギー反応が出ることによって、体が炎症している状態であると、皮膚のバリア機能が低下してしまい、皮膚の炎症が起きてしまうことを言います。
皮膚には、外から入ってくる異物を除去することや体の水分を保つバリア機能があります。これが花粉によって破綻してしまっている状態が花粉皮膚炎です。
バリア機能が破綻していると、府負にバイ菌が入りやすくなったり、水分が保てず乾燥してしまいます。
予防策4つ
花粉皮膚炎を予防するためには、4つの予防策があります。
1つめはお水を飲んで体の水分量をあげること
水を飲む?
それだけでいいの?と思う方もいるかもしれませんが、水分を体の中から保つことはとても大切です。定期的に意識して水分をとることが大切です。
2つめは保湿をすること
女性のみなさんは化粧水など毎日のケアを行っているかもしれませんが、男性の方やお子さんなどは日常的につけない人もいるのではないでしょうか?
ドラッグストアに売っている、比較的安いやつでも十分ですので、保湿を定期的に行いましょう。お風呂上りや朝の洗顔の後にやることをおすすめします。
特にひどい人は、エラスチンや、ヒアルロン酸、セラミドなど保湿成分が入っているやつを使用したり、少し油分が入っているクリームなんかを追加して使用するのが良いですよ。
3つめは花粉をつけないこと
花粉が肌についてしまうと、それによってアレルギー反応が起きてしまいます。花粉は、静電気によって引き寄せられます。なので、顔に水分をつけてあげることで、静電気をなくし、花粉が付くのを防いでくれます。
ですので、外にいるときや、外に出かける前にミストスプレーを顔に吹きかけたりすることで予防できます。
4つめは日焼け止めを使おう
いきなり日焼け止め?となりますが、紫外線は肌に強い刺激を与えるので、必須です。
日焼け止めは化粧水なんかと同じように毎日しようするようにしましょう。朝、洗顔し、化粧水をつけ、日焼け止めを塗るです。
私は男ですが最近は欠かさずやっています。もっと年をとってからシミとかできるのも嫌ですしね。
おすすめの日焼け止め
少し他のよりもコストがかかりますが、伸びがよく、顔になじみやすいので白浮きしにくいです。顔に使うならこれかなと思っています。水分などでも落ちにくいので、定期的に塗り続けなくていいのもいいですね。逆に言うと、お風呂の時に洗顔オイルなどを使用しないと落ちないので、めんどくさがりの人には不向きかもしれません。
洗顔オイルなんて使ってないよ!という男性の方や、子供に使うと洗えないから使えないという方はこちら、
こちらは、ウォーターベースなので水分で落ちます。なので、お風呂に入ったときに無理に洗顔したりしなくても良いです。子どもなんかは、汗をかいてしまうと落ちてしまいます。なので、こちらは、定期的に塗ることをしないと日焼け止めの効果が薄れてしまいます。
まとめ
花粉皮膚炎は、皮膚のバリア機能が落ちている状態
予防には
水分をとる
保湿をする
花粉をつけない
日焼け止めを使う
これらをやることで、あなたの肌荒れを改善していきましょう! でした。
では、また会いましょう(^^)/
看護師が夜勤で事故を起こさないために頭をスッキリさせる方法
こんにちは、ヒカルです。
私は、総合病院で10年以上看護師として働いています。なので夜勤歴も10年以上です。
看護師の働く場所は、夜勤がある病院がほとんどですよね。
病院によって、2交代や3交代などの勤務体制がありますが、夜中に起きて仕事に行くこともあります。
夜勤前に十分に睡眠をとってきても、やっぱり夜の眠さには勝てません。
いつも夜勤で思うのは、「ぐっすり寝ている患者さんが羨ましい」ことです。
しかし、看護師でいる以上、患者さんに何かあってはいけません。夜間でも、入院している患者さんになにかあったときに、しっかり対処できるようにしていかなければなりません。
そこで、夜勤がある看護師さんに、夜勤前や仮眠中に私が行っている寝起きが良くなる方法を教えていきたいと思います。
寝起きが悪いまま夜勤をやっている
夜勤ではしっかりと目を覚まして挑みたい
寝ていたいけど仕事だからやるしかない
という人は参考にしてみて下さい。
寝起きが悪いと事故につながりやすい
寝起きが悪いとは、その名の通り、起きた後にボーッとしてしまう人や機嫌が悪くなることを言います。
寝起きでボーッとしてしまう人は、頭で考えることが低下してしまい、患者さんにやるべきことを忘れてしまったり、間違えてしまったりすることもあります。
看護師の夜勤の仕事は、朝6時前後から数人の採血をすることが多いので、頭が働いていないと、患者さんの検体を取り間違えてしまったり、朝の血糖測定を忘れてしまったりすることもあります。
つまり、事故(インシデント)を起こしやすくなるのです。
また、機嫌が悪い人は、患者さんの対応はしっかりするのですが、看護師同士や他のコメディカルスタッフに対して言葉遣いが悪かったり、無視したりすることがあります。
特に機嫌が悪い人が先輩であると、後輩は言いたいことや聞きたいことが言えず、結果的に事故につながってしまうこともあります。
仕事を頼みにくいので後輩の仕事量が増え、時間でやるべきことが遅くなってしまい、患者さんに不利益を被ることがあります。
また、コメディカルスタッフに対して態度が悪いと、その人だけでなく、病棟全体が悪いと印象を持たれます。
しかし、寝起きが悪い人は、昔からその状態であるため、よほど自覚して努力しない限り治ることはないと思います。
でも、できる限り寝起きが悪くないようにしたほうが、患者さんのためにも他のスタッフのためにも良いですよね。
夜勤前にやること
夜勤前には、次のことをやると私は比較的スッキリした状態で夜勤に挑むことが出来ています。
夜勤前日は少し遅めに寝ても朝は早く起きる
夜勤前日は、だいたいが日勤や休みのことが多いと思いますが、普通に寝て十分に睡眠をとってしまうと、次の日はスッキリしてしまいます。
少し寝不足かもと思えるくらいがちょうど昼寝がしやすいので、夜勤で日中何もなくても朝は早めに起きてみると良いですよ。
夜勤前はしっかり寝る、でも寝すぎない
夜勤で眠くなってしまうのは仕方ないことですが、夜勤前にしっかり寝ていることで疲労は軽減されます。
なので、夜勤前はしっかりとお昼寝して、休息をとっていくことが大切です。
ついやってしまうことは、夜勤前に時間があるからといって行動してしまうと、体が興奮してしまい、いざ寝る時になっても眠れないときがあるので注意です。
体を疲れさせたほうが寝付きが良くなるかもと思い、昼過ぎまで出かけたりしたことがありましたが、そんな時は逆に頭が冴えてしまい眠れないときがほとんどです。
私は、夜勤の時は家を19時にでますが、午前中はテレビをみたり、パソコンをいじったりして時間を潰し、お昼ごはんを食べてから、13~14時にお昼寝をします。
そして、出発ギリギリまでは寝ません。17時前後に起き、お昼寝はし過ぎないようにしています。
お昼寝をし過ぎてしまうと、体がだるくなってしまい、それが夜勤中にも響いてくるからです。
夜勤中
夜勤をやっていると休憩として仮眠をとれるところもあると思います。
といっても、1時間から2時間くらいなので、逆に起きている人のほうが楽と思う人もいると思いますが、30分でも仮眠をとると朝方の頭が冴えていることのほうが多いです。
仮眠前にカフェインをとる
夜勤中は1時間から2時間の仮眠をとることがあります。
私は、仮眠前にコーヒーを飲んでから仮眠しますが、結構な確率で起きたときにスッキリしています。
コーヒーが苦手な人は、カフェイン入りの紅茶やお茶、栄養ドリンクでも良いかも知れません。
私は、カフェインを仮眠前に摂取することで、寝起きが良くなるのでコーヒーは欠かせません。
体を動かしてみる
これは激しい運動をすることではないです。
仮眠後に、ベッドやソファなどで起きた後に両手を挙げ、伸びる運動をするだけで徐々に頭が冴えてきます。
もちろん、寝たままでも結構ですが、座ってからでも良いですし、立って伸びるのも良いですね。
まとめ
看護師の仕事は、夜勤をやっていないとめちゃめちゃ少ない給料になってしまうので、夜勤をやらないと生活できないという人も多いと思います。
なので、仕事として、眠いながらに夜勤をやらないといけない人は多いと思います。
どうせ夜勤をやるからならスッキリした状態で仕事に臨みたいですよね。そんなときは、今回の方法を試してみても良いかもしれません。
もちろん、夜勤をやることで体のバランスが崩れ、体調が悪くなる人もいます。
体が合わなくて、夜勤が辛い人は多くいるので、そんなときは無理をせず、外来やクリニックなどに移ることも1つの手ですよね。
具合が悪くなってまで、患者さんをみていくことは誰の得にもなりませんので、所属長と相談して夜勤を減らすことや外来に移るなどをして自分の体を大事にして下さい。
寝起きが良い、悪いはそれぞれですが、看護師をしている人はもちろん寝起きが良いほうが仕事効率は良くなります。
寝起きが悪いと、患者さんだけでなく、周りのスタッフにも影響を与えてしまうので、少しでも寝起きを良くしたいと思っている方は試してみてはいかがでしょうか?
では、また会いましょう\(^o^)/
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【救急外来で患者さんを診る】緊急性がないかはABCDで見ていけばOK
こんにちは、ヒカルです。
私は、10年近く集中治療をやっているので、そこそこ急変にあたっています。
今回は、
- 急変ってなんなの?
- 何を見ればいいの?
- ABCDアプローチって何?
と疑問に思っている看護師さんにお答えしていきたいと思います。
急変とは
急変とは、その名の通り、患者さんに何らかの異常が起きて、呼吸の状態や循環動態が破綻してしまうことを言います。
もちろん死に直結してしまうこともありますが、早期に発見・対応ができれば十分に対応ができることが多いです。
何か変
看護師は患者のことを見ている時間が多いです。
関わりの中で、「あれ?こんな感じだったっけ?」「なんかいつもと違うな」と、いつもよりなんか変と思った時は、もしかしたら急変の兆候かも知れません。
モニターに頼らない
患者さんが、モニターにつながっていると、持続で心臓の動きや体の中の酸素の状態が数字として出るので問題ないと思ってしまう事があります。
しかし、それは本当にその患者さんにとって問題ない数字なのでしょうか?
数字はあくまでも指標の1つとして考え、見て・聞いて・感じてのフィジカルアセスメントを重要視して下さい。
集中治療室では常にモニタリングしていますが、ちょっとした変化を医師に伝えて急変前に対応しています。
事前に分かれば怖くない
急変ってみんな嫌ですよね。
いきなり状態が悪くなり、色々な処置や検査、更には心肺蘇生を行うかも知れません。
しかし、先ほども伝えた通り、何か変と思っていれば事前に医師に相談できますし、状態が悪くなってもある程度予想できているので、体がスムーズに動きます。
これで、怖さは軽減するはずです。
できる看護師はカッコいい
経験ある先輩ナースが指揮をとって対応できたときはかっこいいなーと思っちゃいますよね!
そんな看護師を目指すべく、しっかりとした知識を身につけましょう!
ABCDが全て
患者さんを診る時は、頭から足先まで観察しますが、状態が悪い時にそんなに細々と見ている必要はありません。
命が危ないのかどうかを優先で見ていく必要があります。
そんな時は、ABCDでアプローチしていきましょう。
A(Airway)
気道は開通してますか?
開通できているかどうかの確認は発声があるかどうかです。
会話できてますか?
声出てますか?
「う~ん」と唸っていてもAはOK!
B(Breathing)
呼吸してますか?
息遣いはどうですか?
胸が挙がってますか?
呼吸が早くて浅い、いびきをかいているような呼吸は、死戦期呼吸になっている可能性があるので、酸素の投与やバックバルブマスクによる換気を考えましょう。
C(Circulation)
橈骨動脈は触れますか?
頸動脈は触れますか?
触れたときのおおよその血圧はわかりますか?
(血圧・・・橈骨動脈触知可は80㎜Hg、大腿動脈触知可は70㎜Hg、頸動脈触知可は60㎜Hg)
血圧が低すぎると全身に血液を送れなくなります。
原因は様々ですが、すぐに胸骨圧迫が必要な時もありますし、補液や除細動が必要なことが多いです。
これが分かれば、モニタリングできてなくても、アセスメントできますね。
いつもと違うことに気が付きますね。
もちろん、すぐにモニタリングできれば一番良いです。
心電図は、洞調律なのか、不整脈なのか、徐脈なのか、頻脈なのか・・・波形によっては、電気ショックが必要ですよ!
心停止には、心静止、PEA(無脈性電気活動)、心室細動、脈なしVT(心室頻拍)の大きな4つがあります。
その中でも除細動が必要なのは、心室細動と脈なしVTになります。
D(dysfunction of CNS)
意識レベルが悪い場合は、中枢神経系に異常を来している可能性があります。
脳梗塞や脳出血、全身の循環不全によって脳に異常を来している可能性が高いです。
GCS(グラスゴー・コーマ・スケール)で8点以下や、2点以上点数が下がった場合は緊急で気管内挿管が必要になる場合があるので、医師に言われる前に気管内挿管の準備をしていきましょう。
まとめ
最近はDNARなどの同意を得ていることもあるので、昔より経験できない(むしろ経験したくないですが…)ような気がしますが、急変は急にやってきます!当たり前ですが!
看護師をやっている以上当たったときは命を救うしかないのです!
なので、普段からのイメージトレーニングをすることや救急カートの確認、気道確保や胸骨圧迫ができるようにしていきましょう(^o^)
では、また会いましょう\(^o^)/
【ショックの分類】看護師が出くわすショックの症状と分類をまとめてみた
こんにちは、ヒカルです。
私は、救急治療や集中治療の分野で10年以上看護師として働いています。
今日は、急変時に引き起こしているショックについて改めて勉強する機会がありましたので、自分のためにもアウトプットしていきたいと思います。
- 先輩にショックって何?と聞かれたけどいまいち分からない
- ショックってどんなのがあるの?
- 救急や集中を勉強したい
と思っている方の為になればと思います。
こんな症例
ショックについて改めて勉強した症例ですが、夜間にだけプレセデックス(痛み止めみたいなものです)を投与していた患者が、朝ご飯を食べるために座らせたところ、血圧が急激に下がりボーッとしてしまった患者さんです。
ちなみに、血圧は100台から70台へ、脈拍は40台(夜間と変わらず)、SPO2 100%でした。
起立性低血圧を疑い、横にしましたが、しばらくしても血圧は変わらず。
ボーっとする症状は改善しました。
心エコーも行いましたが、心臓の動きは異常はなし、脱水もなさそうでした。
結局プレセデックスの影響だろうとのことで緊急処置はせずに経過観察となりました。
*プレセデックスの副作用で血圧や脈拍が下がることがあります*
とういうことで、患者情報になるのであまり詳しくは言えませんが、なんでショックバイタルになったんだ?
と、少し考えさせられたので、ショックについて改めて勉強し、看護師の皆様と共有しようと思い、まとめてみました。
ショックとは?
ショックとは、原因は様々ですが、大量の出血や心臓の不整脈などにより、血液の循環などが急に阻害され、生命が危険な状態となることです。
つまり、血圧が下がることを言います。
ショックのときの症状
ショック状態になると、いろいろな症状が出てきます。みなさんも、めまいがしたり、気持ち悪くなったり、倒れそうになったりした経験はないですか?
もしかしたら、血圧が下がってショック状態だったかもしれませんよ!
ショックの5P
ショックには、Pから始まる有名な5つの症状があります。
それがこちら
- 顔面蒼白 (pallor)
- 虚脱 (prostration)
- 冷汗 (perspiration)
- 脈拍触知せず (pulseless)
- 呼吸不全 (pulmonary insufficiency)
*脳の出血のときは、意識障害などありながらも血圧や脈拍は正常のときもあります。
ショックの分類
さて、おまたせしました。
ここからが今回の本題です。サラッと書いたので、「ふーん、こんな感じなんだ」と気軽な気持ちで読んでいって下さい。
出血性ショック
めちゃめちゃ血が出たとき。
消化管出血や外傷により骨折をして出血を伴ったときなど。
血がでることによって、血管内の血液が減り血圧低下や脈拍低下になります。
心原性ショック
心筋梗塞や心不全、弁膜症などの原因で、心臓の動きが悪くなり、血液の巡りが悪くなることです。
心筋梗塞でのショック状態が一番多く経験すると思います。
血液分布異常性ショック
日本語が難しいですね。
簡単に言うと、血管が広がることで血管内の循環血液量が足りなくなってしまうことです。
簡単ではなかったですかね?
結局、何らかの原因で、血管が広がることがあるんですが、広がってしまうと、そこの入っていた血液が足りなくなるような気がしませんか?
そうゆうことです。
感染による敗血症やアナフィラキシー、神経原性ショックなどがあります。
閉塞性ショック
気胸や心タポナーデ、肺塞栓で心臓の動きを制限されてしもうもの。
つまり、ガチガチに心臓の周りを固められたり、血液の流れを止められたら、心臓の動きが制限されますよね。
それによって、血液の巡りが悪くなって、血圧が下がってしまうことです。
まとめ
少し簡単にでしたが、ショックの分類について書いてみました。
救急や集中治療では必ず通る道ですので、興味を持って考えてくれれば分かるようになり、楽しくなりますよ。
ショックの原因によっては治療法なども変わってくるので、みなさんもショック状態に遭遇したときには、原因と治療法を照らし合わせて、ちゃんとした治療ができたか考えてみてください。
では、また会いましょう\(^o^)/