【看護師】管理職に必要なことは患者も看護師も観察すること【マネジメント】
こんにちは、最近、看護師をやっているようでやっていないヒカルです。
年齢を重ねるにつれ、管理職になる看護師も多くなると思いますが、まさしく私は今その最中です。
実際に、管理職と言っても現場よりになるので、普通に患者さんを受け持ちますし、病棟のリーダー業務も行います。
看護師の中間管理職って何したら良いの?
上司はいったい何を求めてるんだろう
後輩に何かしたほうがいいのかな?
これから管理職になりたい、なった看護師さんに向けて書いていきたいと思います。
結論から言うと、マネジメント能力を鍛えることです。
私は、10年以上看護師として働き、現在も現役で看護師をしています。
そして、中間管理職として働いています。
集中治療や救急治療に携わっており、多くのスタッフがいます。
看護師には、病棟師長や主任と言った管理職がありますが、私は主任という立場でスタッフの教育や病棟運営に力を入れています。
中間管理職って何
中間管理職(ちゅうかんかんりしょく)とは、管理職の中でも、自身より更に上位の管理職の指揮下に配属されている管理職の事を言う。
代表的な管理職として、部長、課長、係長が挙げられるが、この場合で中間管理職に該当するのは課長と係長となる。引用: 中間管理職 - Wikipedia
となっています。
病棟でいうと、一般スタッフよりは上だけど、まだ自分より上がいる立場ですね。
求められること
看護師の中間管理職では、特にスタッフの教育や病棟運営に関連したものが求められます。
スタッフ教育とは、知識や技術などの向上や委員会などでやるべきことをやっているかなどがあがります。
実際に、知識や技術に長けていない人でも、中間管理職になることはあります。
これは、知識や技術を教えるのは、それに関してのスペシャリストがいるので、絶対的に必要ではないからです。
逆に言うと、そのスタッフのレベル上げに必要なものは今何なのかを知ることが出来るかどうかが問題だと思います。
病棟を運営していく上で、このままで良いのか?こんな疑問を持たないといけません。
スペシャリストは、依頼されたら勉強会などを行うことはできますが、何が足りないかなどは依頼されないと分かりません。
そこで、中間管理職の出番です。
病棟に足りないものや今勉強してほしいことなど、これらを見極めて、スタッフと相談したりスペシャリストに相談する橋渡しが必要になります。
上司から求められること
中間管理職になると、これまでのように指示待ちではいけません。
上司から、「あれやって」「これやって」からでは遅いのです。
自ら、仕事を見つけ、上司の手助けになるようなことを見つけていかなければなりません。
もちろん、上司から言われる仕事もありますので、それをこなすことは必須です。
上司からしてみれば、何も言わないでも動いてくれる部下がいてくれると助かります。
これは、自分の後輩が色々仕事を手伝ってくれることと一緒ですよね。
できる後輩は、周りを見て行動します。やることがない時にこそ動いてくれます。
中間管理職も同じです。自分で周りをみて、仕事をこなしていくのです。
報告は大切
先ほどでは、自分で仕事を見つけて動くと言いましたが、上司がそれを求めているかは別です。
自分が良かれと思って動いていたとしても、上司からしたらそれをやって欲しいわけではないこともあります。
むしろ、「これやっときました」と言ったそばから、「やらなくてよかったのに」「なんで勝手なことしてるの」と怒られている先輩をこれまでに何回も見たこともあります。
自分が必要そうであれば、上司に一言報告してからやるのことが大切です。
自ら仕事をすることと、上司にお伺いをたてると言うのはなかなか難しく思いますが、これが出来るようになると、中間管理職をやっている実感が出てきます。
後輩に伝えたいこと
管理職になっても、なんでもできるようになる訳ではありません。
分からないこともあるし、病院の決まりもすべてを知っているわけではありません。
なので、疑問に思うことやこうしていきたいと思っていても、すぐに解決できるかは分かりません。
ただし、何も解決しない訳ではありません。時間がかかるのです。
それを、しっかりと伝えないと後輩は、何もしてくれないと思ってしまいますね。
なので、後輩にはしっかりとした説明やかかる時間を伝えることが大切です。
おわりに
管理職ってホント大変です。
これまで、現場で働いていると「上司は何をやっているのか、何もしてくれない」と思うことが多々ありました。
しかし、実際にその立場になってみると、現場で求める改善点はすぐに変えられるものではないですし、改善させるためにも安全委員や感染委員に確認をしなければならないことも多いです。
看護師は、患者をみる仕事ですが、患者を安全にみるためにも、現場の状況を把握し、病院経営にも携わっていかなければならないので、患者だけではなく、看護師をも観察して、しっかりとマネジメントしていくことが大切だと思います。
では、また会いましょう(^^)/