【これから看護師を目指す人必見】看護師の仕事は本当に3Kなのか?
看護師の仕事ってどんな感じなのだろう?
大変だってよく聞くけど本当に大変なの?
一応国家資格だし、看護師になっても良いかも。
こんなことを考えている人に看護師の内容を教えていきます。
みなさんこんにちは。これから看護師を目指す人や、今看護学生をやっている人は実際に看護師の仕事がどんなことをやっているかわかりますか?
看護師というと、『キツい』『汚い』『危険』と言った、いわゆる3Kと聞いたことがあるでしょうか?
たしかに、その3Kに当てはまるような内容もありますが、私も10年以上看護師をやっていますが、その3Kを感じる以上にやりがいを感じられる仕事でもあります。
看護師は、今も仕事として進みやすくなっており、看護師は魅力的な職業の1つです。
その根拠として、小学生のなりたい職業では、看護師の仕事はランキング2位となっています!
女の子にとっては「可愛い」「かっこいい」と感じますし、子供の頃って病院に行くことも多いので身近に感じる職業なのかもしれません。
しかも、看護師は国家資格になるので、働き口もたくさんありますし、親からしても安心する職業になるのかもしれません!
私の周りでも、親が医療従事者ではないのに、親に言われたからなったという人もいます。
親から言われているって言うのもランキング上位の理由なのかもしれませんね(^^)
でも、看護師って一体どんな仕事をしているかあまりわからないですよね?
ドラマをみたりすると、もしかしたら良い部分だけ見えているかもしれません。また、クリニックや外来でしか看護師と関わらない人はあまり詳しくは分からないかもしれませんね。
病院にお見舞いに行ったりしてもそんなに関わることもないと、「言ったことをやってくれる」や「先生に伝言を伝えてくれる」など、仕事内容をあまり知らない人も多いと思います。
かわいさやかっこよさでなりたいと思うことはとても大事ですし、なりたいランキングも上位も嬉しいですし、夢みることは素晴らしいことです。
しかし、看護師の仕事はやはり命を預かる仕事で、やりがいがある中にも責任もある仕事です。
国家資格があるという考えだけで看護師を目指すことは辞めたほうが良いかもしれません。
医療関係者の親が勧めるのは良いかもしれませんが、全く仕事内容が分からない人が簡単に言ってしまうと、辛くなったり、すぐに辞めてしまうかもしれません。
そこで、看護師ってどんなことをやっているのかをまとめてみましたので、参考にして見て下さい!
今回は病棟で働く時の内容であり、病院によっても違いますのでご了承下さい。
看護師の仕事内容とは
患者さんの管理
管理と言ってしまうとあまり良い言い方ではないと思いますが、病棟の看護師は、外来やクリニックなどと違い、まずは患者を受け持ちます。
病棟によって違いますが、だいたい3~5人ほど受け持ちます。もしかしたら、慢性期の病院ではもっと受け持つ可能性があります。
患者さんの受け持ちは、病院や病棟によって違いますが、それは重症度の管理によって決まっています。重症度の高い患者さんを受け持つのはそれだけ点滴やケアをやる内容が濃いのです。
多くの患者さんを受け持つ時は、慢性期が多く、点滴をやっていなかったり機械類が付いていなかったりとやることが少ないため、多くの患者さんを受け持つことが出来ます。
そして、その受け持ち患者さんをただみているだけではありません、受け持ち患者の医師から出ている指示を確認します。
今日の点滴は何をやるのか、お昼の薬は何を飲ませるのか、血糖測定はあるのか、レントゲンやその他の検査があるのかなどの全てです。
清潔ケアをする
病棟によっては、自分で体を拭ける人やお風呂に入れる人がいますが、多くは看護師が行います。
また、寝たきりの人や動かすことに制限がある人は看護師が2~3人で行うことがあります。
さらには、お風呂が入れない人は毎日ではないですが、頭を洗ったり、足を洗ったり、機械浴に入れたりします。
その際、体に異変がないか(褥瘡がないか、術後の傷がどうなっているかなど)観察しながら行います。
検査出し
入院している人は、具合が悪い人がほとんどなので、自分で検査に行けない人がもちろんいます。
重症になればなるほど看護助手さんに検査に行ってもらうわけには行かないので、車椅子に乗せたりベッドのまま検査につれていきます。
食事の介助
清潔ケアや検査出しをやると大体午前中が終わり、お昼の時間になるのですが、自分がお昼に行っている場合じゃありません。
患者さんの食事のセッティングをし自分で食べられない人は看護師が介助して食べさせます。
その時も、飲み込みが悪くないか観察したり、自分で食べられるように声をかけたりします。
バイタルサイン測定
午前中や午後一番に血圧を測ったり、呼吸状態を測定し観察していきます。前日と比べ変わりがないか、少しおかしいかもと思ったらしっかりとアセスメントしてどうしていくかを医師に報告し相談して決めていきます。
記録
午前中は動きっぱなしで、記録を書いている暇がありません。
変わりがなければよいのですが、ちょっとした変化などを記録に残さないと、いつから変化していたか分からないとなり大きな問題になることもあります。
なので、看護師は細かく記録を残します。つまり証拠を残すって感じですね。
看護計画を記録する
日常の記録とは異なり、看護計画というものがあります。
患者さんの問題点を考え、それを解決するためにどのような看護をやれば解決するのかを記録します。患者さんのことやその原因となる疾患を解剖から考えアセスメントを書き、解決するまでの記録を書きます。
いろいろな対応
記録はしなければならないのですが、午後はのんびり座って記録しているわけではないのです。
患者からのナースコールの対応やがなり患者さんの対応。電話がなり事務対応。
外来が終わった医師が来て新たな指示を出し、それの確認や実施、家族への連絡や家族への説明なども行っていきます。
処方された薬の準備
毎度大変なのが薬の準備です。入院患者で自分で管理できる人でも、処方された薬が間違っていないか、残数が合っているかを確認します。
そして、それを朝・昼・夕とセットしたりします。処方量が多い日はとても大変です。
番外編
急変時の対応
病院で働いている以上、患者さんが急に具合が悪くなったりする時もあります。
そんな時は、有無を言わさず点滴を刺したり、心臓マッサージをしたり、気管内挿管の介助をしたりとなんでも行います。
残業
記録が書けず、定時になりやっと次の勤務者に引き渡して記録を書き始める。毎日が残業と言っても良いかもしれません。
どんなときでも看護師は時間の管理が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぱっと浮かんだことを書いただけなので、もっと細かい仕事がありますが、考えるだけでこれほどの仕事を毎日行っています。患者さんがいる限り同じことの毎日です。
看護師の資格を持っているということは、仕事を辞めても働き口があるっていうことが強みかもしれません。私は他の仕事をしたことがわからないので、すべてを語ることはできませんが、それでも大変な仕事だと思います。
それに、人の命を預かるって精神的に辛いですよね。点滴1つ間違うだけで生命に危機を及ぼすかもかもしれません。
こんなに大変な仕事でも、患者さんに「ありがとう」と言われたり、笑顔が見られると気持ちは良いもんです。これがやりがいにもつながるのかも知れません。
また、急変したときでも患者さんが助かれば、この仕事をしていて良かったなと思うこともあります。
看護師の仕事は責任が重大です。でも、やっぱりやりがいもありますし、人と関わることが好きな人は良いのかもしれません。
いろんな仕事があるので、同じように感じる職業もあるかもしれませんが、どんな仕事でも、自分がなりたい職業に就けるようにしていけたら良いと思います。